私が住んでいる恵那市に
農家の納屋を改造した、喫茶店があります。
広さは20坪ほど。
カウンターとテーブルがあり、いすが置いてあります。
周囲は田んぼと山。
比較的広い道路には面していますが、そんなに多く車が通るわけではありません。
まさに隠れ家的なカフェ。
古い建物はしゃれているわけではありませんが、
店内に流れるジャズ(ラジカセでならしている)の雰囲気がよく、
落ち着きます。
エアコンはありませんが、夏は涼しく
冬は薪ストーブが暖めてくれます。
この喫茶店は、おじさんとおばさんがオーナ。
おいしいコーヒーを提供してくれます。
それもそのはず、おじさんとおばさんは、
普段は名古屋市内でコーヒー豆店を営んでいます。
いろいろなところから、コーヒー豆を仕入れて、
地域で販売しています。
おいしいコーヒーの入れ方講座もやっています。
そもそも、このおじさんとおばさん、以前は恵那市とは縁もゆかりもありませんでした。
10年ほど前、週末田舎暮らしにあこがれ、
恵那市を訪れて、物件を探していたところ、
農家の方が、「納屋でよければ使っていいよ」
と言われたことをきっかけに、恵那市に来るようになりました。
その後、「普段は何やっているの?」という話から、
「この近所には喫茶店がないから、やってほしい」と頼まれ、
喫茶店を営業することになりました。
(このおじさん、喫茶店はやったことがありません)
ということで、毎週日曜日になると、その喫茶店は営業しています。
もちろん、豆を買うこともできます。
(我が家は、ここで豆を買っています)
季節の野菜を煮込んだカレーも数量限定で提供。
これが、おいしい。
人が少ないところですが、お客さんは多く、
近所のおばあちゃんが歩いてやってきます。
地域の寄り合い場所になったり、夏祭りで野菜を売ったりもします。
駐車場には、地元以外のナンバーの車も止まっていて
自転車やバイク乗りの人も休憩によっていきます。
おじさんとおばさんの悩みは、
週末田舎暮らしがゆっくりとできないことだそうです。
気持ちは分かりますが、みんなのために、
長く続けてほしいと思っています。
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