2016年12月22日木曜日

フットワークの軽い女性が現場を仕切る。中古家具屋さん

田舎にいると、あまりピンと来ませんが、
都心のビルに入居するオフィスは
人員が増えたり、業務が変わったりで、家賃が上がったり
いろいろな理由で引っ越しすることがよくあります。

私が勤めていた会社も、
名古屋では引っ越ししました。
築年数の古い自社ビルから、フロアの広いビルに移動したときは
うれしかった覚えがあります。

引っ越しの時、今まで使っていたオフィス家具は
ほとんどの場合、捨てちゃいます。

移動するのが大変とか、
新しいオフィスのレイアウトにあわないとか
いろいろな理由はありますが、
とにかく、持って引っ越すことはあまりありません。

古いオフィス家具は、そのまま、産業廃棄物ですが、
傷も少ない、新しいオフィス家具なら、
中古として価値が付きます。
(中古として下取りしてもらっているかもしれません)

IT系企業などは、引っ越しを繰り返すので、
比較的新しい状態でオフィス家具が放出されます。
これを買い取って、中古家具として売っているお店が長野県にあります。

ここで、質問です。
いま、あなたが使っている机と椅子、足元にあるワゴン(引き出しの付いた台)
合計でいくらぐらいすると思います?

答え:標準価格で30万円ぐらいします。
もちろん、たくさん買えば値引きも大きいようですが、
オカムラ製などは品質がよくて、人気があるので高いです。

10人分の机と椅子をそろえて、
書類を収納するキャビネットをそろえて、
ホワイトボードを買って、会議室の机と椅子を用意して、
なんてやっていると、小さな会社でもかなりの出費になってしまいます。

そこで、少しでも出費を抑えたいときに、
中古家具を検討することになります。
私の会社も、引っ越しするときに家具の買い換えが必要になり、
こちらの中古家具屋さんにお世話になりました。

この中古家具屋さんはホームページで見つけました。
探しやすいホームページにはたくさんの種類の机や椅子が掲載されています。
値段も新品価格の20%ぐらい。

また、同じ種類の机や椅子をたくさん在庫しています。
中古の家具を買えない理由に、”同じものをいくつもそろえられない”
というのがあります。
事務所にいろいろな形やサイズの机が並んでいたら、
レイアウトの効率も悪くなるし、
見た目、貧乏くさく見えてしまいます。
中古でも、同じ机と椅子で揃えられれば、オフィスは効率も見栄えがよくなります。

ということで、ちょっと興味があり、
ホームページ上でも買うことはできますが、
現地までいってきました。

そこは、以前どこかの会社の倉庫だったと思われる場所。
広い構内は大きな家具をたくさんストックするのに、
ピッタリな場所です。
(以前は別の場所にあったそうです)

対応してくれたのは、デニムとフリース姿の
フットワークの軽い女性。
現場を仕切ながら、いろいろな説明をしてくれました。

その間にも、どんどんトラックで家具が運び込まれてきます。
4月近くになると、オフィスの引っ越しも多くなるので、
買取もずいぶん増えるようです。

選んだものは、構内にある作業スペースでクリーニングや簡単な修理を行い、
ラップにぐるぐるに巻かれて送られてきます。

汚れや傷は多少ありますが、
使っていけば、気にならなくなるもの。
会社の机は、ほとんど中古品で統一しました。
もちろん、社長の机も椅子です。

この中古家具屋さん、需要は多いようで、
作業スペースには、作業指示書がたくさん貼られていました。

作業指示書のお客様名には、
会社名、個人名とともに、
公共施設や、地方自体っぽい名称もありました。

予算が厳しい昨今、お役所でも
なんでも、新しくできるわけではないようです。

繰り返し、買う人もお客さんも多いと言っていました。

安さの魅力は、代えがたいものがあります。

基本的にホームページで集客をしていて、
中古家具で検索すると、広告として表示されます。

お客さんは全国各地にあり、商品はトラックで運んでいます。

中古業界は仕入が”キモ”ですが、
ここの社長さん?は、オフィスの引っ越し事情に詳しい業界と組んでいるようで、
いつも、東京に買い付けに行っているそうです。

仕入さえできれば、いくらでも売れる
という感じでしょうか?

ちなみに、キャビネットは新品で買いました。
壁の大きさと用途に合うものを中古で探すのは難しかったからです。
でも、使い終わった後に売れるかもしれません。

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