自動車の修理、整備という仕事柄、たくさんの運送業の方と取引があります。
一般的に知られている運送業者さんというと、ヤマト運輸とか佐川急便。
こちらは、宅配業者さんで一般の家庭や会社に荷物を持ってきてくれます。
送り状を書けば、基本的にはどこでもOK。
タイムサービスとか、クール便とか付加サービスも用意されています。
他には西濃運輸とか、日通とか福山通運などなどあります。
ヤマト運輸や佐川急便は決まった形の箱や大きさのものしか運んでもらえませんが、
他の業者さんは結構融通が利くらしく、
長いパイプとか、重いバッテリーとか、ちょっと変わったものを送るときに重宝します。
(もちろん限度はありますが)
運送業者で多いのは、
メーカなどの子会社で、親会社の物流業務全般を請け負う会社。
倉庫の管理、商品のピッキング、商品の輸送などを行っています。
例えば、***ロジスティクスという名前の会社が多く
***には親会社の名前が入ります。
カタカナ表記が、「ロジスティクス」と「ロジスティックス」の両パターンがあり、
間違えやすいのが困ります。
親会社と同じ管理体制、特にコンプライアンスや個人情報保護等が求められるため、
コストの負担は大きいようです。
反面、扱う商品が大きく変わることはないので、
倉庫やトラックなどの資材は、同じものを揃えておけば対応できるので、
ここはコストメリットが出ます。
一番多いのは、独立した運送会社。
特定の会社の荷物だけでなく、数社の荷物を運んでいます。
会社によっては、倉庫業も請け負っています。
お客さんや荷物の量、種類が変わるので、
トラックは種類がバラバラ。
小型トラックから、大型車。
冷凍車まで用意している会社もあります。
中古のトラックが売れる理由がよくわかります。
また、個性的な社長にもよく会いました。
社長は男気にあふれていながらも、
儲けどころを探しています。
ある社長は、荷物を持っていった先で
そこの社員と話こんでしまいました
そこで作っているのは、パイプを曲げる大きな機械。
長さも5m近くあり、何トンも重さがあります。
とても、普通のトラックでは運べません。
だから、運ぶのにはいつも困っていたそうです。
そこで、この社長、決断しました。
「オレが、全部で運ぶ」
社員さんには、「ちょっと待ってろよ」と言い残し、
取引のあるトラックディーラーに寄って、
その機械を載せることができる、
トラックを発注してきました。
この時点ではまだ、仕事は決まっていません。
納車後、無事契約ができ、
いまでは、その会社の運送を独占的に取り扱っています。
この社長、賭に勝ちました。
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