2017年1月8日日曜日

取引先は、会社を清算していました。その余波はこんなところに。

先日、関西で仕事の依頼があり、現地での作業を
地元の業者さんに依頼することにしました。

私の会社は日本全国どこでも作業を請け負っています。
もちろん、自社で出張するわけではなく、
地元の同業者さんにお願いをしています。
同業者さんは全国に数100社あるので、
たいていの地域はOK。
今までに、困ったことはありますが、
行けなかったことはありません。

この地元の同業者さんとは、数回取引の実績があり、
そこそこ、”お話ができる”程度の関係です。
最優先でやってくれる程の上得意客ではありませんが、
同業者の依頼と言うこともあり、いつも、こちらの希望に添って、
対応してくれました。

今回も、普通に依頼をするつもりで、電話をかけたところ。
・・・電話に出ない。
年が明けて、あらためて電話したところ、
「おかけになった番号は、現在使われておりません。
 もう一度、番号をお確かめになって下さい」
と案内が流れるようになりました。
これは、いやな予感。

ネットで会社名で検索すると、
**グループの一員として、紹介されているページを発見。
ダメモトで、親会社に電話をかけてみることにしました。

親会社に電話をかけて、
「仕事の依頼をしたいのですが、お電話に出られないので、こちらの番号にかけました」
と説明をすると、
「あーー、ご案内は届いていませんでしたでしょうか。たいへん、申し訳ありません、こちらの会社は9月末日をもって、会社を清算いたしました。
どの様なご用件でしたでしょうか?」
「以前、何度か仕事の依頼をさせていただきました。
 そんなにたくさんの取引があったわけではないので、ご案内がなかったと思います。
 承知しました。ありがとうございます」
聞いてよかった。

この同業者さんに訪問したことはありませんし、
担当の方や電話に出た方以外とお話をしたこともありません。
社員も15名ほどいて、写真で見る限り建物も古くありません。
**グループの一員ということで、資本面でも問題ないように思えます。
担当した人も技術的には問題ありませんでした。

それでも、会社を清算することになりました。
会社の中のことは、外からではわかりません。
もちろん、中で働いている人にもわからなかった、知らなかったこともあるでしょう。

あの、担当してくれた人や電話に出てくれた人が
どうしているのか、気にしても仕方ありませんが、
気になります。

さて、依頼先がなくなったからと言って、
当社への依頼を断ることはできません。
他の会社をあたることにしました。

ホームページを見て、良さげなところを見つけ、
そこに依頼の電話をしました。

初めて電話するときは、いつも緊張します
電話を取った相手が、普段聞いたこともない会社から電話がかかってきたことに
警戒感をにじませるからです。
そこで使う、決め台詞は
「御社のホームページを見て、お電話しました。こちら、岐阜県で自動車電装店をやっています」
これをいうと、相手はほぼ間違いなく、
「あ、ありがとうございます」と言います。
こんなこと言う人はほとんどいないので、予想外でうれしいと思います。

今回も、同様の決め台詞で電話、
問題なく、仕事は受けていただけるはずでしたが、
思いがけない、返事がありました。
「今まで取引のないところとは、現金で取引したい。
 作業が終わったら、その場で現金を払って欲しい」
とのことでした。
私たちが、現場にいるわけではないので、それは無理。
それなら、事前に代金を振り込みします、と伝えたところ、
振込ではなく、現金書留にしてほしいとのこと。

事前に請求書をいただくことで、現金書留で支払いすることにしました。
現金書留は手間が面倒なので、経理担当はいやがります。

想像ですが、競合している会社が清算したことで、
この会社に、今まで取引がなかったところからも、
依頼が増えていることでしょう。
(今回が正にそうです)
取引で事故を起こさないための防衛手段として、
支払い方法を限定しているのではないかと思います。

今、この場所で自動車電装店を始めると、
自動的に顧客が増えるかもしれません。

どこか、地域を知りたい方、
ご連絡ください。

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